こんにちは、いとう(@batatlife)です。
ハワード・マークス著『投資で一番大切な20の教え』について語らせてください。
これがまた面白くて。
投資の世界って、時々難しく感じることありませんか?
でも、この本を読んでいると、なんだか投資の神様が隣でコーヒーを飲みながら話してくれてるような、そんな感覚になるんです。
さて、この本から学んだことを、僕なりの解釈で皆さんにお伝えしていきますね。
ちょっと長くなるかもしれませんが、最後まで付き合ってください。
1. 二次的思考:ちょっと待って、本当にそうなの?
まず最初に学んだのは、「二次的思考」の大切さです。
これって何かというと、ちょっと立ち止まって考えてみることなんです。
「一次的思考は表面的で、単純で、素人くさい。二次的思考は、より深く、より複雑で、より洗練されている」
例えば、「この株、上がってるから買おう!」っていうのが一次的思考だとしたら、二次的思考は「なぜ上がってるんだろう?このまま上がり続けるのかな?リスクはないのかな?」って考えることです。
僕も最初は「投資系インフルエンサーが買ってるから」って理由で投資したこともありました。
今は必ず「でも、なぜ?」って自分に問いかけるようにしています。
これ、結構大事なんですよ。
2. 市場の効率性:完璧じゃないけど、バカでもない
次に面白いなと思ったのが、市場の効率性についての考え方です。
「市場は概して効率的だが、時として非効率的になることもある」
つまり、市場って基本的には正しい判断をするんだけど、時々間違えることもあるってことなんです。
これって、人間と同じですよね。
(まあ、人間が介入しているので、当たり前な気もしますが、、、)
僕たちだって、いつも100%正しい判断ができるわけじゃありません。
でも、だからこそチャンスがあるんです。
市場が間違えているときに、それを見抜けたら、そこがチャンスになるんです。
ただし、注意が必要です。
「俺は市場より賢い!」なんて思っちゃうと痛い目に遭いますからね。
3. バリュー投資:本当の価値を見極める
さて、ここからが本題です。
「バリュー投資とは、資産の本源的価値を見極め、それよりも安い価格で購入することだ」
簡単に言えば、「お買い得品を探す」ってことなんです。
でも、これが難しい。
なぜって、本当の価値を見極めるのが簡単じゃないからです。
僕の失敗談を一つ。
2020年夏、イギリスのタバコ関連株であるブリティッシュ・アメリカン・タバコを「安い!」と思って買ったんです。
(当時は高配当株に魅了されていたので、、、)
でも、実は会社の業績が悪化していて、その後どんどん株価が下がっていきました。
見かけは安くても、本当の価値はもっと低かったんですね。
痛い勉強になりました。
4. 価格と価値:同じじゃないよ、ここが重要
これ、すごく大事なポイントです。
「価格と価値は同じではない。価格は皆が払おうとする金額で、価値はそれに値する金額だ」
つまり、みんなが高いお金を払っているからって、それが本当に価値あるものとは限らないんです。
逆に、誰も見向きもしないけど、実は宝物ってこともあるんです。
これ、投資だけじゃなくて、人生でも同じだと思いません?
人気があるからって、自分にとって価値があるとは限らないですよね。
(Amazonブラックフライデーなどは要注意)
5. リスクを理解する:怖がるんじゃなく、理解しよう
リスクって、なんだか怖い言葉に聞こえますよね。
「リスクとは、永久的な損失の可能性のことだ」
つまり、一時的な価格の変動はリスクじゃないんです。
本当に怖いのは、二度と戻ってこないお金なんです。
僕も最初は株価が下がるたびにパニックになっていました。
でも、今は「これは一時的なものかな?」って冷静に考えるようにしています。
まあ、S&P500投資信託がメインなので気楽なものです。
6. リスクを認識する:目をそらさない勇気
リスクを認識することも重要です。
「最大のリスクは、リスクが見えないと思い込むことだ」
「絶対に儲かる」なんて話には要注意。
そんなうまい話、あるわけないですよね。
僕も昔、「これは絶対に大丈夫!」って思って投資したことがあります。
結果は…まあ、想像通りでした。
でも、この経験から学んだんです。
リスクから目をそらさず、しっかり向き合うことの大切さを。
7. リスクをコントロールする:完全な制御は無理、でも…
リスクを完全になくすことはできません。
でも、コントロールすることはできるんです。
「リスクをコントロールする最良の方法は、価格に敏感になること。つまり、安全性のマージンを確保することだ」
要するに、「ちょっと高いかな?」と思ったら買わない。
「これはお買い得!」と確信が持てるときだけ買う。そんな感じです。
これって投資だけでなく、買い物衝動にも効果抜群なんです。
「これは絶対買い!」と思っても、もう一度冷静になって「本当に?」と考えるようにしています。
そうすると、衝動買いみたいなミスが減りました。
このあたりは「1.二次的思考」や「4.価格と価値」にも通じていますね。
8. サイクルに注意を向ける:波に乗れ!
投資の世界にも、波があるんです。
「ほとんどのことは循環する」
つまり、上がり続けるものもなければ、下がり続けるものもない。
必ず波があるんです。
これ、人生にも通じると思いません?
調子がいい時もあれば悪い時もある。
でも、それって自然なことなんです。
大切なのは、その波を理解して、うまく乗ることです。
9. 振り子を意識する:極端から極端へ
市場の動きは振り子に例えられます。
「証券市場のムードの揺れは、振り子の動きに似ている」
市場って、極端から極端へ振れやすいんです。
みんなが楽観的になりすぎたと思ったら、次は悲観的になりすぎる。
こんな経験ありませんか?
2020年以降、テクノロジー業界の新規上場株(IPO)が人気になりました。
X(旧Twitter)やYouTubeでは「これが次世代の巨大IT企業だ!」と騒がれてました。
でも、しばらくすると「これらの企業はオワコンだ」って言い始めて。
(例に漏れず、損切りしました、、、)
結局、真実はその中間にあったんです。
10. 心理的要因の悪影響をかわす:感情に振り回されないで
投資って、意外と感情に左右されるんです。
「何かを強く望めば望むほど、判断は歪む」
これ、めっちゃわかります。
「絶対儲けたい!」って思いが強すぎると、リスクが見えなくなっちゃうんですよね。
僕もFIRE(経済的自立と早期退職)願望があったので、無理な投資をしたことがあります。
結果は…損切りのオンパレードです。
そんなこんなで今は「インデックス投資が正解だぞ」って自分に言い聞かせています。
(感情の余地を挟まない、自動積立って偉大だな〜)
11. 逆張りをする:みんなと違う道を歩む勇気
これ、カッコいいと思いません?
「成功する投資家になるには、群衆に逆らう能力が必要だ」
つまり、みんなが「買え買え!」って言ってるときに「いや、待てよ」って考える。
逆に、みんなが「もうダメだ」って言ってるときに「いや、ここがチャンスかも」って思う。
これ、簡単そうで難しいんですよね。
だって、みんなと違うことするの、ちょっと怖いじゃないですか。
でも、そこを乗り越えられると、大きなチャンスが待っているかもしれない。
12. 掘り出し物を見つける:宝探しの旅
投資って、ある意味宝探しみたいなものだと感じます。
「優れた投資とは、他人が見落としているものを見つけ出すことだ」
これ、めっちゃワクワクしません?
みんなが気づいていない価値を見つけるんです。
上場まもないGAFAM(今はマグニフィセント・セブン?)やビットコインの価値に気づいて投資していた人は、一代で富を築くことができたんでしょうね。
まあ、いつ花開くかわからないものを長期保有することが一番難しいのですが、、、
13. 我慢強くチャンスを待つ:焦らないのが大事
これ、めっちゃ大事です。
「待つことを学べ。良い投資の機会が来るまで待つのだ」
つまり、「何か買わなきゃ」って焦る必要はないんです。
いいチャンスが来るまで、じっと待つ。
僕も最初のころは「とにかく投資しなきゃ」って焦っていました。
でも、今は「いいな」と思う機会が来るまで、のんびり待つようにしています。
休むも相場。
次の好機が来るまで模様を眺めましょう。
14. 無知を知る:知ったかぶりは禁物
これ、ちょっと面白いですよね。
「自分の無知を認識することが、投資の成功への第一歩だ」
つまり、「わからないことがある」ってことを認めるのが大切なんです。
仕事でも「わからない」って言うのは恥ずかしいですよね。
だから、つい知ったかぶりをしてしまう。
でも、今は「これはよくわからないな」って素直に認めるようにしています。
そうすると、逆に学ぶチャンスが増えるんですよね。
『投資で一番大切な20の教え』をはじめ、名著から学んでいきましょう。
15. 今どこにいるのかを感じとる:地図を持って冒険しよう
投資の世界って、まるで冒険みたいです。
「今、サイクルのどこにいるのかを知ることが重要だ」
つまり、今が好景気なのか不景気なのか、みんなが楽観的なのか悲観的なのか、そういうことを感じ取るんです。
経済ニュースを見るときに「今の雰囲気はどんな感じかな」って考えるようにしています。
そうすると、なんとなく次に何が起こりそうか、予想がつくようになってきました。
盲信はいけませんが、ニュースに対するX(旧Twitter)の反応は参考になります。
16. 運の影響力を認識する:実力だけじゃない
これ、ちょっと謙虚になれる話です。
「短期的には運が大きな役割を果たす。長期的には実力が物を言う」
つまり、短期的な成功は運によるものかもしれない。
でも、長期的に見れば、ちゃんとした実力がものを言うんです。
僕も、たまたま上手くいったことを「簡単じゃん!」なんて勘違いしたことがあります。
でも、長い目で見ると、きちんと勉強して実力をつけることが大切なんだなって実感しています。
17. ディフェンシブに投資する:守りも大事だよ
攻めるだけじゃダメなんです。
「優れた投資家は、上昇相場で儲けるだけでなく、下降相場での損失を最小限に抑える」
つまり、儲けるチャンスを逃さないのと同じくらい、損しないようにすることも大切なんです。
僕も昔は「儲け」ばかり考えていました。
でも、今は「どうやったら損を少なくできるかな」ってことも同じくらい考えるようにしています。
そうすると、なんだか投資生活が安定してきた気がします。
18. 落とし穴を避ける:罠にはまらないで
投資の世界には、いろんな落とし穴があるんです。
「最大の投資の失敗は、目先の利益に目がくらんで、長期的な損失を被ることだ」
つまり、「今すぐ儲かる!」っていう話には要注意ってことです。
僕も昔、「今が最後のチャンス!」みたいな誘いに乗っかって失敗したことがあります。
今思えば、ちょっと冷静になれば避けられた落とし穴でした。
みなさんも気をつけてくださいね。
19. 付加価値を生み出す:ただの真似じゃダメ
これ、投資以外でも大切な考え方です。
「平均以上のリターンを得るには、平均とは違うことをしなければならない」
つまり、みんなと同じことをしていたら、みんなと同じ結果にしかならないってことなんです。
ビジネスの例を挙げると『AKB48の握手券』や『スタバのサードプレイス(第3の場所)』などでしょうか。
しかし、投資においては「平均のリターンでいいじゃないか!」と思います。
歴史的に見て、多くのアクティブファンドは市場の平均リターンを上回ることができていません。
一方、インデックスファンドは市場全体のパフォーマンスを追随するため、手数料が低く、長期的には多くのアクティブファンドよりも高いリターンを得られることが多いです。
例として、S&P500は1957年に導入されて以来、年平均で約10%の上昇率を記録しています。
20. すべての極意をまとめて実践する:知恵の集大成
最後の教えです。
「これらの教訓は、それぞれが重要だが、本当の力を発揮するのは、全てを組み合わせて実践したときだ」
つまり、これまで話してきたことを、全部まとめて実践することが大切なんです。
正直、僕もまだまだ勉強中です。
(ビットコインや持株に浮気しがち、、、)
でも、この本から学んだことを少しずつ実践していくうちに、なんだか投資が楽しくなってきました。
失敗もあるけど、それも含めて学びになるんです。
おわりに:投資の旅は続く
さて、ようやくゴールが見えてきました。
ハワード・マークス著『投資で一番大切な20の教え』がいかがでしたか?
僕はこの本を読んで、投資だけじゃなく物事を判断軸を養われました。
マークスはこんなことも言っています。
「投資の成功は、知識、経験、規律の組み合わせから生まれる」
つまり、知識を積んで、経験を重ねて、そして自分をコントロールする。
それが投資の成功への道なんです。
みなさんも、ぜひこの本を読んでみてください。
そして、自分なりの投資の旅を始めてみてはいかがでしょうか?
きっと、お金以上のものが得られると思いますよ。
それでは、長い記事になりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。
みなさんの投資の旅が、素晴らしいものになりますように。
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