こんにちは、いとう(@batatlife)です。
今回は、ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』について、解説していきたいと思います。
本書のタイトルなんですが、すごく重たい言葉だと思いません?
だって、「やりたいこと」ってあるけど、なかなか踏み出せないっていう人がほとんどじゃないかと。
なぜ僕たちは「やりたいこと」をやらないんでしょうか?
そして、どうすれば「やりたいこと」に向かって一歩を踏み出せるのか。
なぜ「やりたいこと」をやらないの?
まず、よくある理由から見ていきましょう。
- 失敗が怖い
めちゃくちゃわかる。
僕も新しいことを始めるとき、いつも「うまくいかなかったらどうしよう」って考えちゃいます。 - 他人の目が気になる
「変な人って思われないかな」「笑われたらどうしよう」って考えたことある人、手を挙げて。
僕は両手をあげますね。 - 現状維持の安心感
今の生活に不満はないけど、なんとなく物足りない。
でも、変化を起こすのは怖い。
このジレンマ、すごくわかります。 - 時間がない
これ、言い訳の王様かも。
でも、本当に時間がないの?それとも優先順位を変えられていないだけ? - 自信がない
「僕にはできない」「才能がない」って思っちゃう。
そんなふうに自分を過小評価しがちですよね。
さて、こんな風に並べてみると、「やりたいこと」をやらない理由って、結局のところ「恐れ」が根本にあるような気がしません?
失敗への恐れ、批判への恐れ、変化への恐れ…。
でも、この「恐れ」って、本当に根拠のあるものなのか?
僕たちが勝手に作り上げた幻想なんじゃないかな?
「やりたいこと」に踏み出す方法
じゃあ、どうすれば「やりたいこと」に向かって一歩を踏み出せるのか。
本書を参考に、いくつかのアイデアを挙げてみます。
- 小さな一歩から始める
大きな目標は怖いけど、小さな一歩なら踏み出せそう。
例えば、「本を書く」っていう夢があるなら、まずは毎日5分だけでも文章を書いてみる。 - 失敗を学びの機会と捉える
失敗=終わり、じゃないんです。
むしろ、次に進むためのヒントをくれる大切な経験なんです。
失敗から学ぶ力ってやつを活かしちゃいましょう。 - 自分との約束を大切にする
「明日から始める」って言って、そのまま忘れちゃうこと、ありますよね。
そんな自分との約束も、他人との約束と同じくらい大切なんです。
小さな約束を守ることから始めてみては? - 仲間を見つける
同じ夢を持つ人たちと繋がると、モチベーションが上がります。
オンラインのコミュニティでも、リアルな集まりでも、仲間がいるって心強いですよね。 - 自分を信じる練習をする
「僕はできる」って、毎日鏡に向かって言ってみる。
最初は恥ずかしいかもしれないけど、繰り返しているうちに、本当に自信がついてくるんです。 - 感情を大切にする
人間は感情の生き物、起伏が激しいこともあります。
でも、その感受性を創造性や直感力に変換できるんですよ。 - 「完璧」を求めすぎない
「やるなら完璧に」って思いがち。
でも、それって結局、何もしないことに繋がっちゃうんですよね。
「まあまあ」でいいんです。
さて、ここまで読んできて、どう感じました?
「うーん、わかるけど、でも…」って思った人もいるかもしれません。
それで全然OK。誰だって、一朝一夕には変われません。
でも、ここで一つ、大切なことを伝えたいんです。
あなたの「やりたいこと」は、あなたにしかできないんです。
あなたの経験、あなたの感性、あなたの視点…
それらすべてが組み合わさって、世界にたった一つの「やりたいこと」が生まれるんです。
だから、「誰かがすでにやっているから」とか、「僕なんかが…」って思わないでください。
あなたにしかできない方法で、あなたにしか表現できない形で、その「やりたいこと」を実現できるんです。
「やりたいこと」を実現した人たちの物語
ここで、実際に「やりたいこと」を実現した人たちの話を少し紹介しましょう。
- 遅咲きの画家、グランマ・モーゼス
アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス、通称グランマ・モーゼスは、76歳で本格的に絵を描き始めました。それまでは農場で働き、刺繍を楽しむ程度だったんです。でも、関節炎で刺繍ができなくなったとき、彼女は絵筆を取りました。そして、100歳を過ぎても絵を描き続け、アメリカを代表する画家の一人となったんです。 - 40代でベストセラー作家になったJ.K.ローリング
「ハリー・ポッター」シリーズの作者、J.K.ローリングは、シングルマザーとして生活保護を受けながら小説を書いていました。何度も出版社に断られましたが、諦めずに書き続けました。そして、彼女が40代のとき、ついに「ハリー・ポッター」が世界的なベストセラーとなったんです。 - 50代で起業したカーネル・サンダース
KFCの創業者、カーネル・サンダースは、65歳までさまざまな仕事を転々としていました。そして、65歳でようやく自分のレシピを携えて全米を巡り、フランチャイズ展開を始めたんです。彼の夢は、75歳で世界的なファストフード・チェーンとなって実現しました。
これらの物語から学べることって何でしょう?
- 「遅すぎる」なんてことはない
- 失敗や挫折は、成功への道のりの一部
- 情熱と粘り強さがあれば、どんな夢も実現できる
「やりたいこと」を実現するためのステップ
では、具体的にどうやって「やりたいこと」を実現していけばいいのでしょうか?
ここで、実践的なステップを紹介します。
- 夢を明確にする
まずは、自分の「やりたいこと」を具体的に書き出してみましょう。
曖昧なままだと、行動に移しにくいんです。 - 目標を設定する
大きな夢を、小さな目標に分解します。
例えば、「本を出版する」という夢なら、「毎日500字書く」「3ヶ月で1つの短編を完成させる」といった具合に。 - 行動計画を立てる
目標を達成するために、具体的に何をするか計画を立てます。
時間、場所、必要な道具など、細かく決めておくと実行しやすくなります。 - 環境を整える
「やりたいこと」を実現しやすい環境を作りましょう。
例えば、創作活動をするなら、静かで落ち着ける場所を確保するとか。 - 定期的に振り返る
進捗状況を定期的にチェックし、必要に応じて計画を調整します。
うまくいっていることは自分を褒め、課題があれば改善策を考えます。 - 周りの人に宣言する
信頼できる人に自分の目標を話すと、責任感が生まれます。
また、応援してくれる人がいると心強いですよね。 - 失敗を恐れない
うまくいかないこともあるでしょう。
でも、それは決して無駄じゃありません。
失敗から学び、次に活かす。そんな姿勢が大切です。
自分自身との対話
ここまで「やりたいこと」について、いろいろな角度から考えてきました。
最後に伝えたい一番大切なことは、自分自身との対話です。
自分に問いかけてみてください。
「本当に、心の底から、やりたいことは何?」
「それをやることで、どんな自分になりたい?」
「1年後、5年後、10年後…その時の自分は、今の選択をどう思うだろう?」
これらの質問に、素直に向き合ってみてください。
答えはすぐには出ないかもしれません。
でも、考え続けることが大切なんです。
夢を追うのに遅すぎることはない。
だって、今日が一番若い日なんだから。
もし「やりたいこと」が見つかったら、小さな一歩を踏み出してみませんか?
では、また次回。
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