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4,000週間の使い方|『限りある時間の使い方』

こんにちは、いとう(@batatlife)です。

今回は、オリバー・バークマン著『限りある時間の使い方 』について、解説していきたいと思います。

本書の副題は『人生は「4000週間」あなたはどう使うか?』。
正直「えっ、たったの4000週間!?」って頭が混乱しませんか?
人生80年って考えると長いのに、週で数えるとたったの4000週間なんですよ。

目次

4,000週間って、本当に短いの?

まずは、この「4,000週間」っていう数字について、ちょっと考えてみよう。

1年は52週間ですよね。
それを80倍すると4,160週間。
つまり、80歳まで生きたとして、だいたい4,000週間ってわけです。
でも、これってホントに短いの?って思う人もいるかもしれない。

例えば、こんな風に考えてみるとどうでしょう↓

  • 1週間は7日間
  • 1日は24時間
  • 1時間は60分
  • 1分は60秒

これを全部掛け算すると、1週間は604,800秒になるんです。
それを4,000倍すると…なんと、2,419,200,000秒!約24億秒!

「おっ、24億秒か!結構長いじゃん!」って思いませんか?
でも、地球の歴史が約45億年だってこと、知っていましたか?
つまり、人間の一生って地球の歴史からすると、ほんのちょっとの時間なんだです。

こう考えると、バークマンが言ってる「人生は短い」っていうのも、分かる気がしてきます。

時間管理の罠

さて、「時間が足りない」って感じたことないですか?

僕はよくある。
毎日やることリストとにらめっこして、「あー、今日も終わらないな」って落ち込んだり。
YouTubeやX(旧Twitter)でダラダラ時間を潰しちゃって、「あ、やべ、もうこんな時間」ってなったり。

そんな時、よく「時間管理術」とか「ライフハック」みたいな言葉に飛びつきたくなりますよね。
「これさえマスターすれば、全部うまくいく!」みたいな。

でも、バークマンは違う見方をしています。
「ライフハックを駆使したところで、たいてい状況は悪くなるだけ」だって。

例えば、こんな経験ありません?↓

  1. 時間管理アプリを入れる
  2. タスクを細かく分けて、時間を割り振る
  3. 最初のうちはうまくいく
  4. でも、予想外のことが起きて計画が崩れる
  5. 「計画通りにいかない」っていうストレスが増える
  6. 結局、アプリの使用をやめる

これ、まさに「ライフハックの罠」ですよね。
時間を管理しようとすればするほど、かえってストレスが増えちゃう。

じゃあ、どうすればいいのか?
バークマンは、もっと根本的なところから考え直す必要があるって言っています。

すべてを終わらせるのは無理

ここで、ちょっと考えてみて欲しい。
「今日のタスクを全部終わらせる」っていうの、実際どれくらいの頻度で達成できてますか?

正直に言うと、僕はほとんどできたためしがない。
いつも「あー、これとこれは明日に回そう」って感じ。
でも、そのたびに後ろめたさを感じちゃうんですよね。

バークマンによると、この「すべてのことを終わらせる」っていう考え方自体が間違ってるとのこと。
だって、人生には常に新しいタスクが生まれてくるわけだし、24時間じゃ足りないくらいのやりたいことがあるはずですよね。

例えば、こんな感じ↓

  • 仕事のタスクを終わらせても、新しいプロジェクトが始まる
  • 家の掃除が終わっても、また汚れる
  • 読みたい本のリストは、どんどん増えていく

つまり、「全部終わらせる」なんて、そもそも無理なんです。

じゃあ、どうすればいいのか?
バークマンは、「自分の有限性を受け入れる」ことが大切だって言ってる。
要するに、「人生は短いし、自分にできることには限りがある」ってことを認めちゃおうってこと。

有限性を受け入れるってどういうこと?

「有限性を受け入れる」なんて、なんだか哲学的で難しそうですよね。
でも、実は日常生活の中でも活かせる考え方なんです。

例えば、こんな風に考えてみるのはどうでしょう↓

  1. 今日のToDoリストを見る
  2. 「これ全部やるの無理だな」って正直に認める
  3. その中から、本当に重要なものを3つだけ選ぶ
  4. それ以外は「今日はできないかも」って受け入れる
  5. 選んだ3つに集中する

これ、一見すると「サボり」みたいに感じるかもしれない。
でも、実は逆なんです。
「全部やろう」って思うと、かえって何もできなくなっちゃうことってありますよね。
でも「これだけは絶対やる」って決めれば、そこに集中できるんです。

バークマンは、この「選択」がすごく大事だって言ってます。
時間は有限だから、何かを選べば必ず何かを諦めることになる。
でも、それでいいんです
むしろ、そうやって選んでいくことで、自分にとって本当に大切なものが見えてくるんです。

意味のある人生って何だろう?

さて、ここまで「時間は限られている」っていう話をしてきたけど、じゃあ具体的にどう生きればいいのか?

それは、「意味のある人生」を追求すること。
なんだか大げさで難しそうですよね。
特に、SNSとかで「人生を楽しむ!」みたいな投稿を見てると、「自分の人生には縁がないな…」って感じること。

でも「意味のある人生」って、実はもっとシンプルなものなんです。

例えば、こんなことを考えてみてください↓

  • 家族や友達と過ごす時間
  • 好きな趣味に没頭する瞬間
  • 誰かの役に立てた時の喜び
  • 新しいことを学ぶ楽しさ
  • 自然の中でリラックスする時間

これらって、別に大げさなことじゃないですよね。
でも、こういう小さな喜びの積み重ねが、「意味のある人生」を作っていくんじゃないでしょうか。

バークマンは、こういう「小さな意味」を大切にすることが、結果的に充実した人生につながるって言っています。

今を大切にするってどういうこと?

よく「今を生きろ」みたいなアドバイスを聞くけど、正直「はいはい」って感じで流してません?
でも、本書を読むと「今を大切にする」ってことの意味が、ちょっと違って見えてきます。

例えば、こんな風に考えてみましょう↓

  1. 今この瞬間、あなたは何をしてる?
  2. それは、4,000週間しかない人生の中の1分です
  3. その1分を、本当にそれに使いたい?

ちょっと考えさせられますね。
これは「毎分を100%有効活用しろ!」っていう意味じゃないんです。
むしろ、「今やってることに、もっと意識を向けよう!」っていうこと。

例えば↓

  • 友達とご飯を食べてるとき、スマホばっかり見てない?
  • 好きな音楽を聴いてるとき、同時に別のことしてない?
  • 家族と話してるとき、頭の中で仕事のこと考えてない?

これ、結構あるあるですよね。
こういう「今」の瞬間こそ、実は人生で一番大切な時間かもしれません。

バークマンは、こういう「今」の積み重ねが結果的に「充実した人生」になるって言っています。
だからこそ、「今」をもっと大切にしようって。

完璧を目指すのはやめよう

さて、ここまで「時間は限られてる」「今を大切に」って話してきました。
「よし、これからは毎日を120%で生きるぞ!」って意気込んでいませんか?

でも、ちょっと待ってください。
それこそ、バークマンが警告してる落とし穴なんです。

例えば、こんな経験ありません?↓

  1. 「明日から完璧な生活する!」って決意する
  2. 朝5時起き、ジム行って、健康的な朝食、仕事も効率的に…
  3. …2日くらいは続く
  4. でも、3日目にはもう疲れ切ってる
  5. 「やっぱり自分はダメだ」って落ち込む

これ、めっちゃあるあるパターンですよね。
バークマンさんによると、こういう「完璧主義」こそが本当の充実を邪魔しちゃうそうです。

じゃあ、どうすればいいのか?
ここでバークマンが提案してるのは、「不完全でいい」っていう考え方。

例えば↓

  • 毎日じゃなくて、週3回でいいからジムに行く
  • 完璧な食事じゃなくて、ちょっとずつ健康的な食べ物を増やす
  • 仕事は100%の効率じゃなくて、80%くらいでOK

これ、なんだか「サボり」みたいに聞こえるかもしれない。
でも実は、こういう「ゆるさ」があるからこそ、長続きするんです。

「完璧」を目指すと、どうしても「オール・オア・ナッシング(すべてか何もないか)」になりますよね。
でも、人生はそんな単純じゃない。
むしろ「まあまあ」の積み重ねの方が、結果的に充実した人生につながるんじゃないでしょうか。

まとめ

さて、長々と話してきたけど、最後にもう一度考えてみましょう。
「4,000週間」。これがあなたの人生のすべてだとしたら、どう使いたいですか?

正直、この質問に完璧な答えなんてないと思います。
人それぞれ、大切にしたいものも、やりたいことも違うはずですからね。

でも、本書を読んで考えたことは↓

  1. 「すべてをやろう」とは思わない
  2. でも、本当に大切なことは、意識的に選ぶ
  3. 選んだことには、でき
  4. 選んだことには、できる限り集中する
  5. 「今」この瞬間を大切にする
  6. 完璧を求めすぎず、少しずつ前に進む

言葉にすると簡単そうだけど、実際にやるのは結構難しいですよね。
だって、僕たちの周りには常に「もっと頑張れ」「もっと効率的に」っていうプレッシャーがあるわけだから。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
例えば、こんな風に↓

  1. 今の自分の生活を振り返ってみる
    ・毎日何にどれくらい時間を使ってる?
    ・その中で、本当に大切だと思えるものはどれくらい?
  2. 「もし残り1年しか生きられないとしたら」って考えてみる
    ・何をしたい?誰と過ごしたい?
    ・今の生活と、どこが違う?
  3. 長期的な目標を考える
    ・10年後、どんな自分でいたい?
    ・そのために、今から何ができる?

こういう質問に答えようとすると、意外と自分の本当の気持ちが見えてくるかもしれない。
「あれ、意外とこれが大事だったんだ」とか「ここに時間使いすぎてたな」とか。

結局のところ「自分の人生は自分で選べる」ってことが本質なんだと思う。
4,000週間しかないからこそ、その使い方は自分で決めていいんだよ、って。

さあ、あなたは「限りある時間」をどんな風に使いますか?
ちょっとずつでいいから、自分らしい4,000週間を作ってみてはいかがでしょうか。

では、また次回。

『限りある時間の使い方 』

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この記事を書いた人

32歳会社員|4歳児の父|当ブログでは「事なかれ主義からの脱却」というテーマのもと、自分の人生を見つめ直すアプローチを提供します。お問い合わせやご質問、コーチングのご依頼があれば、どうぞお気軽にご連絡ください。SNSでも活動していますので、ぜひフォローしてください。

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