こんにちは、いとう(@batatlife)です。
今回は、ハイディ・グラント・ハルバーソン著『やり抜く人の9つの習慣』について、解説していきたいと思います。
本書は、目標達成に必要な習慣や戦略について書かれた自己啓発書なんです。
なぜ一部の人が目標を達成するのに成功し、他の人が失敗するのか、その違いを解き明かしてくれます。
さて、あなたは「目標を達成できない…」なんて悩んだことありませんか?
僕はよくあります。
でも、この本を読んでみると、「あれ?案外、やり方次第なのかも?」って思えてくるんですよね。
じゃあ、さっそく本の内容を見ていきましょう。
でも、その前に…ちょっと考えてみてください。
あなたが最近立てた目標は何ですか?
ダイエット?資格の取得?仕事での成果?どんな目標でもいいんです。
…はい、考えてみました?
じゃあ、これから紹介する「9つの習慣」を知ったら、その目標がどう変わるか一緒に見ていきましょう。
目標に具体性を与える
「今年はダイエットする!」…うーん、よく聞く目標ですよね。
でも、これだとちょっと漠然としすぎていませんか?
ハルバーソンによると、目標は具体的であればあるほど達成しやすくなるそうです。
じゃあ、どう具体的にすればいいの?って思いますよね。
例えば、「3ヶ月で5キロ減量する」とか「毎週3回、30分のジョギングをする」とか。
数字を入れたり、行動を明確にしたりすることで、目標がグッと現実的になります。
僕の経験でも、「本をたくさん読む」よりも「毎週1冊の本を読む」と決めた方が、実際に達成できました。
不思議ですよね。でも、考えてみれば当たり前かも。
具体的な目標なら、達成したかどうかがハッキリわかりますからね。
ここで目標設定のフレームワークである『SMARTの法則』を紹介します。
- Specific(具体的):何を達成したいのかを明確である
- Measurable(測定可能):進捗や達成度を確認できる
- Achievable(達成可能):無理のない範囲である
- Relevant(関連性がある):自分の価値観や長期的な目標に関連している
- Time-bound(期限がある):いつまでに達成するのかを決める
例えば、健康を改善するために目標設定する場合は、こんな感じ。
- 具体的:毎日30分間のジョギングをする
- 測定可能:体重を毎日記録する
- 達成可能:3か月で5キロ減らす(現在のライフスタイルや健康状態を考慮)
- 関連性がある:自分の健康改善
- 期限がある:2024年12月31日まで
こんな感じで『SMARTの法則』を使うことで、成功の可能性がグッと高まります。
目標達成への行動計画をつくる
はい、目標を具体的にしました。
でも、それだけじゃまだ足りないんです。
次は「どうやって達成するか」を考えましょう。
ハルバーソンが推奨するのは「if-thenプランニング」。
この方法は、特定の状況(if)とそれに対する行動(then)を事前に計画しておくことで、行動を自動化し、目標達成の可能性を高めることができるテクニックなんです。
つまり、行動を起こすタイミングが明確になり、決断を容易にするってこと。
ポイントは「if(もし)の設定は、当たり前にやっていること」です。
例えば、こんな感じ。
- if(もし)寝る前に歯磨きしたら、then(そのとき)15分読書する
- if(もし)朝起きて着替えたら、then(そのとき)コップ1杯の水を飲む
- if(もし)通勤電車に乗ったら、then(そのとき)スマホで英単語を覚える
これ、びっくりするほど習慣化しやすいんです。
なんでかって?簡単なんです。
「状況」と「行動」をセットにしているから、その状況になったら自然に行動が出てくるんですよ。
あなたも、自分の目標に「if-then」を当てはめてみませんか?
「もし○○なら、△△する」って。
案外、新しいアイデアが浮かぶかもしれませんよ。
目標までの距離を意識する
目標を立てて、計画も立てた。
さあ、あとは黙々とやるだけ…じゃないんです。
ハルバーソンは「これから思考」を大切にしろって言うんです。
つまり、「目標までどれくらい距離があるか」を常に意識すること。
最初は「まだまだ先は長いなぁ」って感じかもしれません。
でも、少しずつ進んでいくと、「おっ、ここまで来たぞ!」って実感できるんです。
例えばダイエット。
「あと3キロ」とか「あと10分の1」とか、常に残りを意識しながら取り組むんです。
そうすると、だんだん「ゴールが近づいてきた!」って感じられて、モチベーションが上がるんですよね。
あなたも、目標までの「距離」、意識してみませんか?
現実的楽観主義者になる
「楽観的に考えよう!」ってよく言いますよね。
でも、ハルバーソンによると、ただ楽観的なだけじゃダメなんだそうです。
大事なのは「現実的」な楽観主義。
つまり、良いことも悪いことも両方見据えた上で、前向きに考えること。
例えば、「ダイエットするぞ!絶対に成功する!」じゃなくて、「ダイエットは大変かもしれないけど、工夫すれば必ず達成できる」みたいな。
これ、僕も最近試してみているんですが、なかなかいいんですよ。
「うまくいかないかも…」って不安になったときも、「でも、こうすればなんとかなるかも」って考えられるんです。
あなたも目標に向かうとき、ちょっと現実的に、でも楽観的に考えてみませんか?
「成長すること」に集中する
さて、ここからが本当の勝負どころです。
目標に向かって頑張っていても、思うように結果が出ないこともありますよね。
そんなとき、どうすればいいでしょうか?
ハルバーソンは「成長ゴール」を設定することを勧めています。
つまり、結果だけでなく、そのプロセスで何を学べるかに注目するということ。
例えば、ダイエットが目標なら、単に「体重を減らす」だけでなく、「健康的な食生活について学ぶ」とか「運動の習慣を身につける」とか。
物事がうまくいかないときでも、「こんなスキルが身についた」とか「こんな新しい発見があった」って考えると、モチベーションが保てるんですよね。
あなたも目標に向かうとき、「何を得られるか」を意識してみませんか?
「やり抜く力」を持つ
「才能がないから…」って、諦めたことありませんか?
でも、ハルバーソンによると、成功に最も必要なのは才能じゃなくて「やり抜く力」なんだそうです。
これ、「グリット」って呼ばれているんですが、要するに「粘り強さ」のこと。
才能は一朝一夕には身につかないけど、この「やり抜く力」は鍛えられるんです。
僕も、熱し易く冷め易いタイプだったんですが、少しずつ「できた!」を積み重ねていくうちに、だんだん粘り強くなっていきました。
みなさんも、小さな成功を積み重ねて、「やり抜く力」を鍛えてみませんか?
筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
「意志が弱いから…」って、自分を責めたことありませんか?
でも、ハルバーソンによると、意志力は筋肉のように鍛えられるものなんだそうです。
どうやって鍛えるかって?簡単です。
小さなことから始めて、少しずつハードルを上げていくんです。
例えば、「毎日5分間片付けをする」ところから始めて、徐々に時間を増やしていく。
そうすることで、意志力の「筋肉」が鍛えられていくんです。
物理的な筋肉にしても、鍛えることで「より強く、より頑丈」になりますよね。
あなたも小さなことから始めて、意志力の筋トレしてみませんか?
自分を追い込まない
さて、ここまで「頑張る」ことについて話してきましたが、ハルバーソンは意外なことも言っています。
それは「自分を追い込みすぎない」こと。
えっ、矛盾してない?って思いますよね。
でも、考えてみれば納得です。
人間、ずっと100%の力で頑張り続けることはできません。
むしろ、適度に休憩を取ったり、自分を褒めたりすることで長続きするんです。
「休むのは甘え」って考えがちです、適度に休憩を取ることで生産性は上がるんです。
あなたも頑張りすぎて燃え尽きる前に、適度な休憩を取ってみませんか?
「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
最後に、ハルバーソンが強調しているのが、ポジティブな目標設定です。
「お菓子を食べるのをやめる」より「野菜をたくさん食べる」。
「SNSを見る時間を減らす」より「読書の時間を増やす」。
なぜかって?
人間の脳は「〇〇をするな」と言われると、逆にそのことを考えちゃうんです。
だから、ポジティブな目標の方が達成しやすいんですね。
あなたも目標を立てるとき、「やめること」じゃなく「やること」を考えてみませんか?
まとめ
いかがでしたか?
「やり抜く人の9つの習慣」、なかなか興味深いですよね。
- 目標に具体性を与える
- 目標達成への行動計画をつくる
- 目標までの距離を意識する
- 現実的楽観主義者になる
- 「成長すること」に集中する
- 「やり抜く力」を持つ
- 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
- 自分を追い込まない
- 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
これらの習慣、どれも「なるほど!」って思えるけど、実践するのは簡単じゃないかもしれません。
でも、大丈夫。一気に全部やろうとする必要はないんです。
まずは、今のあなたに一番響いた習慣から始めてみてください。
そして、少しずつ他の習慣も取り入れていく。
そうすれば、きっと「やり抜く力」が身についていくはずです。
最後に、もう一度考えてみてください。
冒頭で思い浮かべた「あなたの目標」。
この9つの習慣を知って、どう変わりそうですか?
どんな新しいアプローチが思い浮かびましたか?
目標達成の道のりは長いかもしれません。
でも、この本が教えてくれたように、それは決して不可能ではないんです。
一歩ずつ、着実に前に進んでいけば、きっと目標にたどり着けるはず。
さあ、今日から「やり抜く人」として、一緒に歩みを進めましょう。
では、また次回。
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