MENU

お金の哲学を語ろう|『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』

こんにちは、いとう(@batatlife)です。

今回はロバート・キヨサキ著『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』について話してみます。
本書はざっくりいうと、アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学です。

あなたははお金についてどう思う?「お金があれば幸せになれる!」って言う人もいれば、「お金に囚われるな...」って言う人もいますよね。でも、そんな単純な話じゃないことが本書を読めばわかるんです。

目次

二人の父親から学ぶお金の哲学

著者には二人の「父親」がいるそうです。本当の父親は教育者で、もう一人の父親は友達のお父さんで大金持ち。で、この二人の教えが全然違うんです。

本当の父親(貧乏父さん)はこう言います。
「一生懸命勉強して、いい成績を取って、安定した会社に就職しなさい。」

一方、友達のお父さん(金持ち父さん)はこう言います。
「お金のために働くんじゃなくて、お金を自分のために働かせなさい。」

どうですか?全然違うでしょ?でも、どっちが正しいかなんて簡単には言えません。だって、状況によって変わってくるし、人それぞれの価値観もありますからね。

じゃあ、ちょっと考えてみましょうか。
「安定した仕事」ってのは本当に安全なのか?会社が倒産したらどうなる?逆に、自分でビジネスを始めるのは確かにリスクはあるけど、成功したら大きな見返りがありますよね。

でも、お金を稼ぐことだけが人生じゃないですよね?家族や友達との時間、趣味を楽しむこと、夢を追いかけること…こういうのも大切です。この点は著者も「お金は人生の目的じゃない」って言っています。じゃあ、お金って何なんだろう?

お金の賢い使い方

なんと、人生というゲームをプレイするためのツールなんだそうです。ゲームというのは今も昔もルールを知らないと、うまくプレイできませんよね。だから、この本では「金融教育」の重要性を強調しているんです。

ここで、ちょっと面白い例を紹介します。著者が子供の頃、「どうやってお金を稼ぐか」って実験をしました。彼は友達と一緒に、使用済みの歯磨き粉のチューブから鉛を取り出して、それを溶かして鉛の硬貨を作ろうとしたんです。もちろん、これは違法だからすぐに大人に止められちゃったんだけど、ここで重要なのは「お金を作り出そう」っていう発想。

普通の子供なら「どうやってお小遣いをもらうか」って考えますよね。でも、著者は「どうやってお金を生み出すか」って考えた。これって、すごく大事な視点の違いだと思いませんか?

つまり、お金を稼ぐって単純に「働く」ってことじゃないんです。投資したり、ビジネスを始めたり、自分の才能を活かしたり…いろんな方法があるってこと。でも、そのためには「お金の流れ」を理解する必要があります。

このお金の流れを「キャッシュフロー」と言います。簡単に言うと、お金の出入りのこと。例えば、給料はプラスのキャッシュフロー、家賃や食費はマイナスのキャッシュフローです。金持ちになるコツは、プラスのキャッシュフローを増やして、マイナスのキャッシュフローを減らすというシンプルなことなんですよ。

ここで大事なことは、「ケチケチしろ」ではなく、「賢く使え」ってことです。例えば、車を買うのは悪いことじゃない。でも、その車を使ってタクシービジネスを始めれば、「資産」になる。つまり、お金を使うんじゃなくて、「投資」するってことなんです。

ここで、自分に問いかけてみてください。自分の人生で「資産」になってるものって何かありますか?趣味や特技でもいいし、人間関係でもいい。それをどうやって「お金を生み出すもの」に変えられでしょうか?

例えば、料理が得意な人がいるとする。その人が料理教室を開いたり、レシピ本を出版したりしたら、それは立派な「資産」になりますよね。あるいは、人と話すのが得意な人なら、セールスや講演で活躍できるかもしれない。

つまり、人それぞれお金持ちになれる才能があるので、それを見つけて、育てて、活かすことが大切なんです。でも、ここで一つ注意しなきゃいけないことがあります。お金は確かに大切だけど、それだけじゃダメ。著者も「お金持ちになっても、幸せになれるとは限らない」と言っている通り、お金を稼ぐのと同時に、自分の価値観やモラルを大切にすることも忘れちゃいけないんです。

投資の重要性

続いては「リスク」についての考え方。普通、「リスクは避けるべきもの」って思いますよね。でも、著者は「リスクは管理するもの」って言っています。

例えば、株式投資を考えてみましょう。リスク(振れ幅)があるから避けるべき?いや、そうじゃありません。リスクを理解して適切に管理すれば、大きなリターンが得られる可能性がありますよね。ここで重要なのは「理解する」ことであり、わからないままリスクを取るのはギャンブルと変わらないってことです。

だから、「常に学び続けること」が重要性なんです。新しい投資方法、新しいビジネスモデル、新しい技術…世の中はどんどん変化してるからこそ、学び続ける必要があるんです。

個人的な考えですが、僕を含めた一般的な人は、S&P500やオルカンなどの「インデックス投資」で十分だと思います。もちろん、リスクを考慮して現金比率(株5:現金5など)を決めておくことは大切ですが、ガチャガチャ動かさずに「長期・積立・分散投資」が個人的な”解”です。

お金は手段

本書を読んで、僕が一番心に残ったのは「お金は目的じゃなく、手段だ」ってことです。お金があれば、ほぼ全てのことができる。でも、そのお金を使って「何をするか」が本当に大切なんだと思う。

だからこそ、これから先もお金のことは真剣に考えていきたい。それと同時に「お金があったら何がしたいか」「どんな人生を送りたいか」ってことも、しっかり考えていきたい。

あなたはどう思いましたか?この話を聞いて、何か新しい発見はありましたか?自分の中で、ちょっとでも「お金」に対する見方が変わりましたか?それとも、「いや、やっぱり僕は…」って思うことがありましたか?

これってすごく個人的なテーマだし、正解なんてないと思います。各々が意見を交換して、お互いの考え方を知ることで、新しい価値観や気づきにもつながり、もっと豊かな人生が送れるんじゃないでしょうか。

さぁ、これからは「お金のためにどう生きるか」じゃなくて、「どう生きたいか、そのためにお金をどう使うか」を考えていきましょう。そうすれば自然と「金持ち」になれるんじゃないでしょうか。もちろん、お金持ちの定義は人それぞれですけどね。

では、また次回。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

32歳会社員|4歳児の父|当ブログでは「事なかれ主義からの脱却」というテーマのもと、自分の人生を見つめ直すアプローチを提供します。お問い合わせやご質問、コーチングのご依頼があれば、どうぞお気軽にご連絡ください。SNSでも活動していますので、ぜひフォローしてください。

コメント

コメントする

目次