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ゼロで死ぬ人生哲学|『DIE WITH ZERO』

こんにちは、いとう(@batatlife)です。

今回は、ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO』について、ざっくりと解説していきたいと思います。

「ゼロで死ぬ」って聞いたら、どう思いますか?
「えっ、借金まみれで死ぬってこと?」なんて思った人もいるかもしれませんね。
でも、実はそうじゃないんです。

この「ゼロで死ぬ」という考え方は、アメリカの投資家、ヘッジファンドマネージャー、そして作家であるパーキンスが本書で提唱している人生哲学なんです。
そんな本書を読んで、僕自身が「なるほど!」と思ったことを、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

目次

アリとキリギリス、その後…

まずは、よく知られているイソップ寓話から始めましょう。
アリとキリギリスの話、覚えてますよね?

夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。やがて冬が到来した。アリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていた。

この話、普通なら「ほら見なさい、働かないとダメでしょ!」って終わるんですよね。
でも、アリはいつ遊ぶことができるんでしょうか?

そう、アリはずっと働いて、働いて…そのまま死んでしまうの?
それって、なんだか悲しくない?

ここで言いたいのは、「働くことも大事だけど、人生を楽しむこともめちゃくちゃ大事だよ!」ってことなんです。

「ゼロで死ぬ」って、どういうこと?

さて、「ゼロで死ぬ」って聞くと、なんだかネガティブな響きがありますよね。
でも、実はこれ、すごくポジティブな考え方なんです。

パーキンスが言う「ゼロで死ぬ」とは、簡単に言えば「人生の最後に、お金も使い切っちゃおう!」ってこと。
え?それって大丈夫なの?って思いますよね。

でも、ちょっと考えてみてください。
あなたが100歳まで生きて、資産5,000万円を残して死んだとします。
そのお金、誰が使うんでしょう?
そう、あなたじゃないんです。
これって、もったいなくない?

ということで、本書では「どうせなら、自分の人生を最大限楽しもうよ!」って言ってるんです。

具体的にどうすればいいの?

パーキンスは、いくつかの具体的なアドバイスをしています。
ちょっと見ていきましょう。

経験にお金を使おう

一刻も早く「経験」に金を使う

これ、すごく大事なポイントです。
若いうちにしかできない経験って、たくさんありますよね。
バックパッカーで世界一周とか。

例えば、20代で世界一周旅行に行くのと、80代で行くのとでは、全然違う経験になりますよね。
体力もあるし、新しい経験に対する柔軟性も高い若いうちに、思い切ってお金を使って経験を積むのはすごく価値があるんです。

「○割貯金」はもうやめよう

「収入の〇割貯金する」をやめる

え?貯金しちゃダメなの?って思いました?違うんです。
大切なのは、「ただ貯金する」ことではなくて、「目的を持って貯金する」ってこと。

例えば、「来年の夏休みにハワイ旅行に行くぞ!」って決めたら、そのために貯金する。
でも、ただなんとなく「老後のため」って言って貯金してるだけじゃ、結局使わないまま死んじゃうかもしれないんです。

子供には早めに財産を渡そう

子供には死ぬ「前」に与える

これ、ちょっと考えさせられますよね。
普通、遺産って死んでから子供に渡すものですよね。
でも、よく考えてみてください。

あなたが80歳で、子供が50歳のときに遺産をもらっても、子供にとってはそんなに役に立たないかもしれません。
でも、子供が30歳のときに同じお金をもらえたら?
家を買ったり、事業を始めたり、もっと有効に使えるかもしれないんです。

45~60歳からは資産を減らし始めよう

45~60歳には資産を取り崩し始める

え?そんな早くから?って思いましたか?
でも、この年齢ってまだまだ元気だし、やりたいことも山ほどありますよね。

例えば、50歳で早期退職して、夢だった世界一周クルーズに行く。
そんな選択肢もあるんです。

もちろん、完全に仕事を辞める必要はありません。
パートタイムで働きながら、趣味や旅行を楽しむ。
そんなバランスの取れた生活を送るのも素敵ですよね。

やりたいことは「いつやるか」を考えよう

「死ぬまでにやりたいこと」は時期で考える

バケットリスト(人生のうちに「やりたいこと」や「達成したいこと」をリスト化したもの)、作ったことありますか?
でも、ただリストを作るだけじゃダメなんです。
「いつやるか」を考えることが大切です。

例えば、「富士山に登る」っていうのがバケットリストにあるとします。
でも、これって80歳でやるのと40歳でやるのとでは、全然違いますよね。

体力的にも、楽しみ方も変わってきます。
だから、やりたいことには「ベストな時期」があるんです。
それを考えて計画を立てることが大切なんです。

最後はゼロで死ぬ

ゼロで死ぬ…

これが、パーキンスの哲学の集大成です。
人生の最後に、お金も経験も、全部使い切る。
それが「豊かな人生」なんだって。

でも、これって難しいですよね。
だって、自分がいつ死ぬかなんてわからないんだから。
でも、大切なのは「その気持ち」なんです。
「人生を最大限楽しもう」「できるだけ多くの経験をしよう」って気持ち。

「ゼロで死ぬ」の本当の意味

さて、ここまで「DIE WITH ZERO」の考え方を見てきましたが、どう思いましたか?
「お金を使い切れって言われても…」って思った人もいるかもしれませんね。

でも、パーキンスが本当に言いたいのは、「ただ生きるんじゃなくて、人生を思い切り楽しもう!」ってことだと思うんです。

資本主義社会で生きる僕らにとって、お金は大切です。
でも、お金はあくまでも手段であって、目的じゃないんです。

お金があっても使わなければ、ただの数字に過ぎません。
大切なのは、そのお金を使ってどんな経験をするか?どんな思い出を作るか?どんな人生を送るか?
それが「DIE WITH ZERO」の本当の意味なんです。

明日から何をすればいい?

ここまで読んで、「なるほど!でも、具体的に何をすればいいの?」って思った人もいるかもしれませんね。
そこで、「DIE WITH ZERO」の考え方を日常生活に取り入れるためのちょっとしたアイデアを紹介します。

  1. バケットリストを作ろう
    やりたいことを書き出してみましょう。
    そして、それぞれに「いつまでにやりたいか」の期限をつけてみてください。
  2. お金の使い方を見直そう
    毎月の支出を見直して、「経験」にもっとお金を使えないか考えてみましょう。
    例えば、高い服を買う代わりに、友達との思い出作りにお金を使うとか。
  3. 新しいことにチャレンジしよう
    今までやったことのない新しい趣味や活動に挑戦してみましょう。
    料理教室に通うとか、外国語を習い始めるとか。
  4. 家族や友人との時間を大切にしよう
    お金じゃなくて、時間を使うのも大切です。
    大切な人との時間を意識的に作りましょう。
  5. 長期的な人生計画を立てよう
    5年後、10年後、20年後の自分を想像して、そのときにやりたいことを考えてみましょう。
    そして、それに向けて今から準備できることはないか、考えてみてください。

まとめ

さて、長々とお話ししてきましたが、「DIE WITH ZERO」の考え方、どうでしたか?

正直、最初に聞いたときは「えっ、お金全部使っちゃうの!?」ってびっくりしちゃいましたよね。
でも、よく考えてみると、すごく理にかなった考え方だと思いません?

人生って一度きり。
「あの時ああすればよかった」って後悔したくないですよね。
だからこそ、今を思い切り生きることが大切なんです。

もちろん、これは「無計画に浪費しろ!」って言ってるわけじゃありません。
計画的に、そして賢く人生を楽しむ。
それが「DIE WITH ZERO」の本質なんです。

パーキンスは、こう言っています。

あらゆる問題を解決する答えなど存在しない。だが、私はあなたの人生を確実に豊かにする方法だけは知っている。

人生の正解なんて、誰にもわかりません。
でも、「今を精一杯生きる」「経験を大切にする」「大切な人と時間を過ごす」。
そんなシンプルなことが、実は人生を豊かにする秘訣なのかもしれません。

さあ、明日から、あなたの人生をもっと豊かにするために、何か新しいことを始めてみませんか?
人生は一度きり。思い切り楽しみましょう。

では、また次回。

ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO』

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この記事を書いた人

32歳会社員|4歳児の父|当ブログでは「事なかれ主義からの脱却」というテーマのもと、自分の人生を見つめ直すアプローチを提供します。お問い合わせやご質問、コーチングのご依頼があれば、どうぞお気軽にご連絡ください。SNSでも活動していますので、ぜひフォローしてください。

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